カテゴリ: 皮膚科

フェイスリフト

年齢を重ねると気になる顔のしわやたるみ、ほうれい線。悩んでいる女性も多いですよね。こうした皮膚の状態を改善するには、「フェイスリフト」という治療法があります。
フェイスリフト治療はいくつか種類がありますから、自分に合った治療を行うことが大切です。

〇どのような治療があるのか
フェイスリフト治療は大きく分けると以下のように分けられます。
・フェイスリフト手術(切るリフトアップ)
・糸によって皮膚を引き上げるフェイスリフト
・高周波、超音波、レーザーなどを使用した照射治療
・ヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどの注入、注射治療
それぞれ、どのような治療なのか見ていきましょう。

〇フェイスリフト手術(切るリフトアップ)
フェイスリフト手術は、元々しわ、たるみに対する切る手術を意味します。フェイスリフト手術は、顔のどの部位に、どのくらいの範囲で、皮膚のどこまで処置をするかで細かく分けることができます。

顔のたるみは、皮膚だけではなく皮下組織やSMAS(表在性筋膜)が緩んでいることが多く、皮膚だけを引っ張ってもしっかりとした効果が望めません。そのため、リフトアップ手術ではSMASから引き上げる方法の手術が行われることが多いです。
他にも、骨と筋肉が強く結合している部位ですと、骨が動かないため十分なリフトアップ効果が得られない場合があります。その場合は、骨膜下を剥離して筋肉の可動域を広げる処置が行われます。

このように、フェイスリフト手術は非常に多くのバリエーションがあり、医師の考え方や技術によっても大きく変わります。
まずは美容皮膚科など、専門の医師に相談するところから始めましょう。

〇糸によって皮膚を引き上げるフェイスリフト
糸によるリフトアップは2種類あります。
・糸でたるんだ部分を「引き上げる」方法
たるんだ箇所を糸で物理的に引っ張り、たるみを改善する治療です。
「フェザーリスト」や「スレッドリフト」と呼ばれ、糸の種類、止め方の様式、糸の素材によって様々な分類があります。

・糸を埋め込んで組織を「引き締める」方法
こちらは、糸を埋め込むことで組織を反応させ、それを利用して肌質をよくする効果を狙ったものです。

〇高周波、超音波、レーザーなどを使用した照射治療
照射系の治療としては、高周波RF治療やウルセラのような超音波治療などがあります。肌質の改善など様々な効果は実感できるといわれますが、たるみ治療としては効果が薄く、改善されたと感じられる時間も短いようです。

レーザーもさまざまなものがありますが、リピーターも多く、肌の状態が良くなったという感想が多いようです。ただ、やはりたるみ治療としての効果は薄いようです。

〇ヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどの注入、注射治療
たるんだ部分を引き上げると同時に、くぼみが生じた個所にヒアルロン酸を注入するなどのボリューム改善治療が近年併用されるようになっています。
しかしながら、たるんだ皮膚を引き上げる効果はありませんから、たるみ治療とはいえません。

たるみ治療にはさまざまありますが、効果には治療によって差がありますし、長く続くもの、続かないものがあります。
また、少なからずリスクを伴う治療もありますので、リスクを十分に理解したうえで治療をするか決めることも大切です。また、多くは保険適用外の自費診療になることも知っておいて下さい。

まずは専門の先生に相談のうえ、自分に合った治療法を見つけるところから始めてみてはいかがでしょうか?

目黒駅直結のあいおいクリニックでは注入、注射治療のご相談をはじめ、スキンケア等を含む整容面からの皮膚相談も受け付けております。目黒近辺で皮膚科をお探しの方は、一度受診してみてはいかがですか。

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皮膚腫瘍

みなさんは、皮膚に「できもの」ができたことはありますか。できものは、専門用語で「腫瘍」とよばれます。ひとくちに腫瘍といっても、日常目にする頻度が多いもの、良性のものから悪性のものまで多種多様です。今回は、皮膚科の一次診療で目にする頻度の多い腫瘍をいくつかご紹介したいと思います。

 まずは、脂漏性角化症です。別名を老人性のいぼといい、皮膚の老化現象の一つと考えられています。しかしながら、若年者でも見受けられる病変の一つです。患部は徐々に隆起し、しだいに黒色の皮膚病変が出現します。顔面や胸部などにみられることが多く、まれに疼痛や掻痒を伴う場合もあります。一般的に良性の場合が多いのですが、悪性かどうかの判別を希望する場合は、皮膚科を受診し医師の判断を仰ぐことをお勧めします。主な治療法として、液体窒素による冷凍凝固法が一般的です。病変が大きい場合は、レーザーや電気による切除を実施します。

 二つ目は、粉瘤とよばれる皮膚腫瘍です。別名をアテロームともいいます。外傷などによって上皮の成分が皮膚の内部に混入することで生じると考えられています。患部は徐々に拡大し、全身のどこにでも発症する可能性があります。通常は無症状ですが、進行すると隆起し、患部が開口し内容物が排出されることもあります。炎症が強い場合は、疼痛を伴うこともあります。隆起が軽度の場合は、抗生物質の内服または外用薬を投与します。改善がない場合や、摘除を希望する場合は処置や生検など専門的な検査が実施できる皮膚科や、総合病院等の受診をお勧めします。

 最後にご紹介するのが、肥厚性瘢痕およびケロイドです。外傷等によって生じた創傷が原因となって生じるといわれていますが、詳細は不明です。出現したばかりの肥厚性瘢痕やケロイドは、赤褐色に隆起した硬い腫瘤で、独特の疼痛と掻痒があります。
上肢に好発し、皮膚病変および症状が特徴的です。肥厚性瘢痕とケロイドは類似している点が多く、異なる点といえば、肥厚性瘢痕が数年単位で扁平化するのに対して、ケロイドは徐々に拡大する点といえるでしょう。

もし、肥厚性瘢痕、およびケロイドが生じた場合は、何をすべきでしょうか。まずは、安静にすることが第一です。主な治療法として圧迫療法、ステロイドを用いた保存的療法、また外科的手術による切除療法があります。中でも、ケロイドは再発を起こす可能性が大きいと言われています。しかし近年では、レーザーや電子線の照射など、再発を予防し跡を残さないようにする治療を実施する医療機関もあります。ご興味がおありの方は、最寄りの皮膚科や形成外科などに問い合わせてみるのも良いでしょう。

 皮膚悪性腫瘍に数えられるものは、紫外線と関係が深いといわれており、顔面にできやすい基底細胞がん、びらん、結節、潰瘍などさまざまな症状をとる有棘細胞がん、60歳以上の方に頻発しやすい乳房外パジェット病、そして悪性黒色腫があります。

以上のように、皮膚腫瘍といってもいかに多くの種類があるかお分かりでしょうか。単に黒いできものといっても、ほくろや脂漏性角化症、腫瘍など他の皮膚病変との判別を要する場合もあります。さらには、腫瘍の初期症状は判別が困難なため、本来の疾患とは異なる治療を受けていて改善しない場合もみられます。皮膚のできものがあると、スキンケアなど見た目の問題に影響しQOLが低下するだけではなく、その後の健康にも深く関わってきます。

目黒駅周辺で、皮膚のできものでお悩みの方や、病変の精査や皮膚病変の診断を希望する方は、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒へお越しください。整容的な観点等、患者さん一人一人に合った治療を提供いたします。

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口内炎

口内炎とは、頬の内側や歯茎をはじめとする広い範囲に炎症が発生する病気です。
その種類はさまざまで、軽度なものだと食事や歯磨き、会話の際に感じる痛み、粘膜に出現した赤い腫れ、ところどころにポツポツと斑点や浮腫が発生することもあります。
重度なものになると、びらんと呼ばれるただれや、白い膜が覆ったり、盛り上がりやえぐれた穴や水泡ができたりする場合もあり、これらは食事や会話もできないほどの痛みを伴います。
出血がみられるほどの重症になると、口内炎以外の深刻な病気(初期症状で口内炎が発生する)に罹っている可能性もあります。

○口内炎の種類
口内炎は、軽度から重度まで症状によって分類され、それぞれ病名がつけられています。
種類によって原因も症状も対策も変わってくるので、しっかりと確認しましょう。

・アフタ性口内炎
もっとも多く見られる口内炎で、表面が白か黄色の膜で覆われ、周りが赤くなっており、口の中の粘膜にできる境界線がはっきりとした浅い窪みのある腫瘍が一個、もしくは複数発生します。頬の内側や舌、唇の裏や歯茎に出来やすく、飲食の際にしみる痛みを感じます。
・アフタ性口内炎の対策
うがい薬を使って、定期的に口内を殺菌することが、もっとも早く治す方法であり、続けることで予防にも繋がります。うがいの仕方は、念入りに口の中、患部に行きわたるように10~30秒ゆっくりと時間をかけます。なお、風邪の時のように喉でうがいするのではなく、口の中でぶくぶくとやるのがいいでしょう。あわせて疲れやストレスを溜めないことや、ビタミンB群を補給することも効果的です。

・カタル性口内炎
主に物理的な刺激によって起こる口内炎で、口の中の粘膜に赤い炎症や斑点、水泡、ひび割れなどの症状がみられ、刺激の強い食べ物がしみる、ヒリヒリとした痛みを感じやすくなり、炎症が強い場合は表面が白く濁って唾液が粘っこくなり、口臭が気になることも増えます。また、はっきりと浮腫が目立つというよりも、全体的に赤く腫れて熱を持ち、口の中が荒れた状態になるので、口内炎と気づかない場合も多いようです。
・カタル性口内炎の対策
歯や歯科矯正器具などが歯茎に物理的に接触して発生する事が多いので、そのような状態なら、矯正歯科で調整してもらいましょう。
虫歯や歯周病による不衛生が原因の場合は、アフタ性と同じく、うがいが効果的です。
風邪や体調不良の場合は、体調が戻るとともに口内炎も治っていくことも多いですが、いずれの場合であっても、熱いものや刺激物の摂取は控えたほうが良いでしょう。

・ヘルペス性口内炎
主に生後6か月~3歳くらいの乳幼児にかかりやすく、ヘルペスウィルスへの感染により発症するウィルス性の口内炎で、潜伏期間を経て発疹や強い痛み、さらにリンパの腫れといった症状も出ます。その後、高熱が続き、しばらくして小さな水泡(水ぶくれ)が複数でき、赤く腫れて痛みを感じ始めます。水泡が破れると腫瘍ができます。また、腫瘍の発生場所は舌や唇、歯茎だけでなく、唇の外側やのどに近い粘膜など、いたるところに現れる可能性があります。

・ヘルペス性口内炎の対策
ウィルス性の口内炎ですので、治療は医師に任せるのがいいでしょう。
薬を処方された後は、刺激の強い食べ物を取らないようにして、さらに水分をこまめに補給し、しっかりと休めば2~3日で一気に回復するようです。ただし、完治しないと、ほかの人へ伝染することがあるので、しっかり治してから会社や学校、幼稚園に行くようにしましょう。

・カンジダ性口内炎
口腔カンジダ症、モリニア症の別名を持つカンジダというカビの増殖が原因の口内炎です。
症状が特徴的で、白い苔が舌や頬といった口の中全体に広がるという見た目に反し、痛みはほとんどありません。白い苔が剥がれてくると、赤く炎症を起こし、出血しやすくなり、痛みも感じるようになってきます。

・カンジダ性口内炎の対策
治療法としては真菌であるカンジダ菌の増殖が原因のため、病院で抗真菌剤を処方してもらい、薬でうがいをしたり、軟膏の場合は患部に塗ったりします。
カンジダ性口内炎のもう一つの大きな特徴として、健康な人はカンジダ性口内炎が出来る可能性が低いことです。元々、カンジダ菌は口の中に常にいる常在菌なので、発生する要素は基本的に誰でも保持しています。疲れや他の疾患がある場合に発症するといわれています。他の疾患とは免疫系にかかわる病気(血液系など)です。こういった重大な疾患と併発することが多いため、医師の受診をなるべく早く受けた方が良いでしょう。

○まとめ
口内炎は軽度なものなら、何も治療・対策をしなかった場合でも1週間~2週間で治ってしまうと言われています。しかし、しっかり対策を行い口内炎の症状の進行(悪化)を阻止することで、より早く治すことができます。そして、発症の多いアフタ性口内炎の予防と進行の両方に対して効果があるのが、「うがい」を定期的に行う事です。あわせて、ビタミンB群を摂取するのも効果的です。予防法と治療法がほぼ同じなので、治っても継続して続けていくのが良いでしょう。
もし、2週間を超えても治らない場合は、別の口内炎だったり、より重大な病気を併発していたりする可能性もあるので、病院で診察してもらうのが一番です。
口内炎でお悩みの方、目黒付近で皮膚科をお探しの方は、あいおいクリニック皮膚科 アトレ目黒をご利用下さい。

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日付:  カテゴリ:皮膚科

伝染性軟属腫

いぼにはいくつかの種類があります。
今回お伝えする皮膚科の疾患は、伝染性軟属腫といういぼの一種で、いわゆる水いぼとよばれるものです。
小児に好発し、プールが始まる初夏の時期になると頻繁に見られます。
伝染性軟属腫は、伝染性軟属腫ウイルスとよばれるウイルスが皮膚の最も外側にある角化細胞に感染することで病変が出現します。
ウイルスが原因のため、接触を通して人にうつります。
家族間などで頻発し、また、プールにあるビート板やタオルなど触感染によって人から人へ感染していると言われています。

主な症状ですが、水泡が含まれているかのような丘疹、およびその周囲の紅斑が特徴です。
一般的に、自覚症状はありません。しかしながら、まれに掻痒や疼痛を伴うこともあります。
皮膚の一部に単体で生じる場合から複数個生じる場合まで多様ですが、丘疹が皮膚に集簇することも少なくありません。
患部を引っ掻いてしまうことでウイルスが離散し拡大するため、患部は掻破しないようにガーゼ等で保護するとよいでしょう。

伝染性軟属腫は、数か月から数年で自然治癒することもあります。
しかし、先に述べたとおりに人にうつってしまうことから、
保育園や幼稚園へ通っているお子さんの場合は皮膚科での摘除を求められることが多くなっています。

主な治療法ですが、凍結療法と摘除療法などがあり、後者の方法が一般的です。
どのような処置かというと、伝染性軟属腫を鑷子でつまんで摘除する方法です。
術前処置として、患部にペンレステープという麻酔が入ったテープを貼付し、
麻酔効果があらわれた30~60分後に摘除することもあります。
鑷子で摘除するため、幼児に対しては強い痛みを伴う治療です。

また、麻酔入りのテープを貼付するとはいえ、処置時の疼痛を完全に抑制するほどの効果はないと思っていただいたほうが良いかもしれません。
軟属腫は複数個にわたることや、子供は大人に比べて皮膚も薄いため、数回処置をしているうちに徐々に疼痛が生じてしまいます。
軟属腫の摘除による精神的なダメージがあまりにも大きい場合は、治療を見合わせることもあります。
治療方針については、皮膚科医とよく相談した上で決めましょう。

摘除した部位は抗生物質の軟膏を塗布するか、絆創膏でおおって保護します。
処置をした日は入浴を避け、シャワーで済ませましょう。
その際は、ガーゼ等に石鹸をつけて、患部の刺激にならないように洗います。
その後、軟膏を塗布する場合はよく乾燥させてからにします。
患部が小さく摘除が困難な場合は、処置をせずに経過観察することもあります。
しかし、拡大した場合にはやはり摘除が必要となることが多いです。

摘除以外の治療法ですが、ヨクイニンという漢方を内服する、ハトムギ茶を飲む、イソジン軟膏を塗布する、木酢液の入ったお風呂につかるなどの方法もあるようです。
しかし、ヨクイニン錠は一度に内服する量が多いことや、その他の方法は寛解する治療法として確立しているとはいえません。
確実に取り除く場合は、やはり皮膚科を受診し処置をすることが望ましいといえるでしょう。

肌が乾燥している、またアトピー性皮膚炎などの皮膚の状態によっては伝染性軟属腫が増強することも見られます。
また、伝染性軟属腫とほかの皮膚病変が同時に出現することもあります。
丘疹や紅斑を伴う皮膚疾患は数多くあります。
伝染性軟属腫かどうかの判別や肌のお手入れの方法等も含めて、皮膚科の受診をおすすめします。
自己判断や自己処理はせずに医師の判断を仰ぎましょう。

目黒近辺で皮膚科を探している方、お子さんの伝染性軟属腫を含め皮膚疾患でお悩みの方は、
アトレ目黒内直結で便利な「あいおいクリニック目黒医院皮フ科」へお越し下さい。

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皮脂欠乏性および皮脂欠乏性湿疹について

これから寒い時期に突入し、肌の乾燥で悩む方が増える時期になりました。

今回は、皮脂欠乏性および皮脂欠乏性湿疹についてご紹介します。冬になると、皮膚科を受診される方の多い疾患の一つといっても過言ではありません。

皮膚は、表皮、真皮、脂肪組織の三つで構成されています。ミルフィーユのように、いくつもの層から成り立っていると考えると分かりやすいかもしれません。さらに、その表皮も複数の被膜から形成されて、私たちの肌を外界から保護しています。最下層から、基底層、有棘層、顆粒層、角質層の順番で成り立っています。皮脂欠乏症は、加齢や乾燥などによって、人体の最も外側にある細胞である角質の水分量が低下することによって生じます。さらに、掻痒を伴う丘疹や紅斑が生じることで、皮脂欠乏性湿疹へと進行してしまいます。今回は、皮脂欠乏症になった場合はどうすればよいのか、具体的な対処法を3つご紹介します。

1つ目は、スキンケアの工夫です。たとえば、入浴時にはタオルで強く擦るなどの肌への刺激になるような洗い方は避け、石鹸をよく泡立てて洗うといったことが挙げられます。また、日常生活の中でできる限りの工夫をすることも大切です。お湯は肌の油分を必要以上に流してしまうため手を洗う際は水で洗う、炊事で洗剤を使用する場合はゴム手袋を使用するなど、手指への刺激を減らすように心がけましょう。また、海外では肌の乾燥を予防するために、紫外線を避けることが有効という報告もあるそうです。外出時には日傘を使用する、日焼け止めを塗布して紫外線を浴びないようにすることも一つの方法といえますね。

2つ目は、保湿剤を塗布することです。ひとくちに保湿剤といっても、ローションや軟膏、スプレータイプなど複数の基剤があります。使用感や季節などに応じて使い分けをすることも一つの方法です。夏には使用感の良いローションを、乾燥しやすい冬場にはクリームタイプのものと使い分けるのも良いでしょう。また、お子さんには塗りやすいスプレーを使用するなど、ご自身で使いやすいものを選ぶと使用時の負担が減るかもしれません。ヘパリン類似物質が含有されている保湿剤は、保湿だけではなく肌の血行を良くする効果があります。処方薬には、この物質が含まれているものが多くみられます。

保湿剤を塗布するタイミングですが、入浴後が最も効果的です。特に、入浴後5分以内は肌のゴールデンタイムと呼ばれ、保湿剤が最も肌へ浸透しやすい時間と言われています。多少水分が残っている状態でも構わないので、保湿剤は入浴後すぐに塗布しましょう。

最後になりますが、保湿剤で改善がみられない場合には、ステロイド剤外用薬の塗布を検討します。ステロイドと聞くと副作用を懸念される方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、ステロイド剤は炎症を抑える効果が強いため湿疹に対しては頻繁に用いられる薬剤です。強さに応じていくつかのランクがあり、お子さんや顔面など皮膚が薄い部位には弱めのステロイドを使用します。逆に、足底や手など皮膚が厚く浸透しにくい部位には、中程度以上のステロイド剤を用いることが多くみられます。

ステロイド剤ですが、長期間にわたり漫然と使用することは望ましくないとされています。皮疹に塗布し、改善後は使用を中止することが必要です。ただし、職業柄一日頻回の手洗いを必要とする方は、寛解までに長い時間を要することが多くなります。皮膚科医と相談の上、経過観察を通して治療方法についてよく相談することが大切です。皮脂欠乏症により肌のバランスが崩れると、アトピー性皮膚炎の増強など他の皮膚トラブルを招くことになりかねません。敏感肌や乾燥肌でお悩みの方は、スキンケアの方法等について皮膚科医に尋ねてみることもいいでしょう。

皮膚の乾燥でお悩みの方や、目黒駅近辺で皮膚科を探している方は、アトレ目黒内にある「あいおいクリニック目黒医院皮膚科」をご利用下さい。

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日付:  カテゴリ:アトピー性皮膚炎, 皮膚科

足白癬について

本日は足白癬についてのお話です。俗にいう水虫で、足白癬というと中年男性がなる病気と思われるかもしれません。しかし、誰でも罹患する可能性のある疾患の一つで、最近では若い女性の罹患者も増えています。また、足以外の部位が白癬になることも十分に考えられます。

足白癬は、白癬菌という菌がヒトの足に寄生することで症状が出現する真菌感染症の一種です。主な症状は、趾間の掻痒や皮膚剥離、びらん、小水疱の形成などがあげられます。また、白癬は発症する部位によりいくつかの種類に分類されます。たとえば、体幹などに寄生したものは体部白癬、手に出現したものは手白癬、といった具合です。いずれも、主訴は広範囲に渡る紅斑、痂皮化や小水疱の形成などです。

足白癬の次に罹患者が多いと言われるのが、爪の白癬です。爪白癬の場合は、爪の肥厚、変色などが挙げられます。皮膚の白癬と比べて寛解までに時間を要します。爪白癬の診断は、爪の一部を切り取って検査をし、陽性だった場合は外用薬が処方されます。爪白癬を疑った場合は、まずは皮膚科を受診しましょう。

また、カンジダも真菌感染症の一つです。普段は人間の口腔や消化管などに生息している菌が、免疫が低下した際や抗生物質の内服時などに増殖し、皮膚病変を生じさせてしまうことで病変を形成する疾患です。

もし足白癬と診断された場合、具体的にどのような対処をすればよいのでしょうか。まずやるべきことは、足を清潔に保つことです。帰宅後には足を洗うことはもちろんですが、指や爪の間なども念入りに洗いましょう。そして、入浴後などの清潔な足に抗真菌剤を両足に1日1回しっかりと塗り込みます。治療をしている間は、他の人にうつることはありません。また、外出時には革靴を避けて通気性の良い靴を履く、室内ではサンダルに履き替える、といったように履物を工夫することも一つの方法です。同じ靴を続けて履くことは避けましょう。また、治療中はマットやスリッパなどを他の人と共有しないようにしましょう。

一般的な白癬の治療期間は数か月、爪白癬は数年といわれています。皮膚病変が改善しても、白癬菌は足に潜んでいる可能性があります。そのため、外用薬を中止するべきかどうかは自身で判断せずに、必ず皮膚科医に確認しましょう。

白癬の治療に、内服薬はないのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。外用薬で効果が見られない場合には、抗真菌薬の内服治療を開始することもあります。しかし、内服は全身的な影響が出てしまうこと、また副作用が懸念されることから、治療に関してはかかりつけの皮膚科医とよく相談した上で決めましょう。

また、すでに白癬の治療を始めている方の場合は、たとえ検査をしても陰性に出てしまうことがあるため注意が必要です。皮膚科を受診される際は、皮膚科医に白癬の治療中である旨を必ずお伝えください。

白癬は、ステロイド剤を塗布することで症状が増強すると言われています。しかし、実際はそこまで著しく症状が増悪するわけではありません。カンジダでは、ステロイド剤と抗真菌剤を併用することもあります。

ただし、ステロイド剤や抗真菌薬(白癬の薬)を併用してしまうと、効果があった薬剤とそうでないものの判別が困難になり、診察した際に症状の経過が分かりづらくなってしまいます。もし白癬で悩まれている場合は、同じ皮膚科を継続的に受診することが必要です。

皮膚科はドクターショッピングされる方が多い診療科だと言われています。しかしながら、同じ皮膚科で定期的に経過観察することで、ご自身に合う治療を選択することができます。そのためには、通いやすい医院を選択することも大事です。目黒近辺で皮膚科をお探しの方は、アトレ目黒内にある「あいおいクリニック目黒医院皮膚科」をご利用下さい。

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帯状疱疹について

今回のお話は、帯状疱疹についてです。やや内科的なお話になりますが、夏の時期になると皮膚科にかかる患者さんが多くなる疾患の一つで、だれでも罹患する可能性があります。ぜひ、お目通し下さいね。

 

みなさんは、水ぼうそう(水痘)にかかったことはありますか。

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスといって、水痘を引き起こすウイルスと同じものが引き金となって現れる疾患です。

幼少期に水痘に罹患すると、病気が寛解した後もそのウイルスが体内に潜伏します。

ウイルスは数十年にわたり体内に残存し続け、ストレスや加齢等によって自身の免疫が低下した隙を狙って活動を再開してしまいます。

この一連のプロセスが、帯状疱疹とよばれるものです。

 

帯状疱疹に罹患すると、主に体の右半分や左半分など、身体のどちらか片側にピリピリするような痛み(疼痛)が生じます。その後、疼痛を伴う部分に紅斑が現れ水泡を伴う皮疹になることが特徴的です。

 

多くは上半身に症状が出現しますが、特に症状が顔面に出現した場合は注意が必要です。目や耳などの神経に後遺症が出る場合も考えられますので、こういった場合には早めに適切な医療機関を受診しましょう。

 

帯状疱疹は人にうつる疾患ではないと言われています。しかし、もし疼痛を伴う皮疹が出現して帯状疱疹が疑われる場合は、できるだけ患部には触らない方がよいでしょう。

 

主に50代以上の方に好発しやすい疾患の一つで、癌などで免疫力が低下した際などにみられることが多いです。しかし、最近では若い方でも疲労やストレスによって帯状疱疹に罹患した方が多くいらっしゃいます。症状が出現した際は、なるべく早めに近くの皮膚科を受診しましょう。症状が長引くほど、完治するまでに時間がかかってしまいます。

 

主な治療は、抗ウイルス剤の内服が第一選択です。外用薬は、内用薬で改善がない場合のみに用いられます。

もし帯状疱疹に罹患したら、どうしたらよいのでしょうか。

まずは、皮膚科を受診して帯状疱疹の診断を受け、適切な薬の処方を実施してもらうことです。

場合によっては、血液検査や皮膚の一部を採取することで、帯状疱疹ウイルスに感染しているかどうかを調べることもあります。

また、帯状疱疹の薬は一度に内服する錠数および日数が決められています。

医師や薬剤師の指示通りに内服し、ウイルスを確実に抑えることが必要です。

また、帯状疱疹の診断が下った場合は、無理はせずにできるだけ安静に過ごすことも大事です。

激しい運動などは控え、食事や睡眠を十分にとって療養に専念しましょう。

症状は、だいたい1か月程度で改善すると言われています。皮疹は経過とともに消失するため、患部はできるだけ触らないようにします。

また、皮膚病変は掻きむしることで化膿し、跡になって残る可能性もあります。疼痛が気になる場合は、患部を温めて血流を良くしましょう。

 

内服治療によって改善する場合が多いのですが、疼痛が持続する場合は鎮痛剤等を用います。年配の方の中には、数か月~数年にわたって痛みが持続することもあります。

非常に強い疼痛がある場合や、皮膚疾患が極めて重篤なものは帯状疱疹後神経痛といい、帯状疱疹の後遺症とみなされています。

ウイルスが神経を損傷した状態であるため、上記の症状が見られた場合は専門医への受診を促すこともあります。

 

50代以上の方を対象に、ワクチン接種を奨励している自治体もあります。接種に関してはかかりつけの医師に相談しましょう。

 

もし帯状疱疹を疑った場合は、早めに皮膚科を受診し適切な治療を受けましょう。

皮膚科では、罹患後も皮膚病変のフォローやその他適切なアドバイスを必要に応じて実施できます。

医院探しでお困りの方は、目黒駅直結で受診に便利なアトレ目黒内「あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒」へお越しください。

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じんましん(じん麻疹、蕁麻疹)について

いかがお過ごしですか。熱い季節も終わり、過ごしやすい気候になりましたね。今年の夏に皮膚科に来院された患者さんの症状でとりわけ多かったものが、じんましん(じん麻疹、蕁麻疹)です。

 

じんましんの主な症状は、かゆみを伴う赤いぶつぶつ、掻痒を伴う皮疹が全身に出現することです。ただ、症状が出現しても持続せずに、数時間後には消えてしまうことが特徴です。

 

もし、蕁麻疹が出現した場合はどうしたらよいのでしょうか。まずは保冷剤や濡れタオルを当てて患部を冷しましょう。掻きむしる、また体を温めることで症状は強くなります。特に、熱い湯舟につかることが好きな人は注意が必要です。入浴時は、熱いお湯は避けてシャワーで済ませる、また、ぬるめのお湯につかるようにしましょう。さらに、圧迫したり締め付けるような衣服は避け、ゆったりとしたものを着用することで、皮膚への刺激を減らすことができます。蕁麻疹が出現しているときには、激しい運動や飲酒は控えましょう。これらは、血流を良くするため症状を増強させてしまいます。

 

ひとまず患部を冷やした後は、最寄りの皮膚科を受診しましょう。症状を抑えるためには、内服薬が効果的です。ステロイドなどかゆみ止めの塗り薬を使うこともありますが、痒みのある皮疹は出現と消失を繰り返すことが多く見受けられます。そのため、外用薬よりも抗ヒスタミン剤などの内服薬で全身の治療をすることが第一選択です。我慢できないほどの強い痒みが生じる場合は、注射を打って症状を抑えることもあります。

 

蕁麻疹の患者さんは、夏に多くいらっしゃいます。しかし、最近では季節の変わり目にかけても多く見られます。その原因は衣替えです。冬のセーターを着た後に腕に痒みが生じたなど、この時期は冬の衣服や防虫剤が皮膚への刺激となって蕁麻疹が出現した患者さんもいらっしゃいます。これからの時期にも、蕁麻疹には気を付けてくださいね。

 

これまで蕁麻疹について説明してきましたが、なぜ蕁麻疹が起こるのでしょうか。一番多いものは、アレルギーによる反応です。乳製品、卵、えびや甲殻類、ナッツ類やそばなど摂取した食べ物が自身の体の中で異物として認識されるために症状が出現する人が多いです。また、寒暖差で症状が現れる温度蕁麻疹、衣類との摩擦、皮膚への圧迫によるものなど、アレルギー以外にもいくつかの種類があります。

 

中でも、咽頭などに違和感がみられる場合は、注意が必要です。アナフィラキシーとよばれるもので、窒息、呼吸困難など死にいたることも考えられるため、こうした症状が見られた場合はすぐに救急病院を受診しましょう。

 

気になる蕁麻疹の原因ですが、残念ながら不明なことが多いです。主な対処法は、原因となるものを避けることです。たとえば、エビフライを食べた数時間後に蕁麻疹が現れた場合は、原因として考えられるエビを避けるといった具体的な対策をとりましょう。また、疲れがたまっている、ストレスが多いなどの健康状態によっても蕁麻疹が起こりやすくなることが分かっています。できるだけ疲れをためずに、規則正しい生活を送るように心がけましょう。

 

ちなみに、蕁麻疹の原因精査のためには皮膚科で血液検査をする方法があります。検査では、スギやヒノキ、イヌやネコなど、アレルゲン(アレルギーの原因になりやすい物質)の一覧が具体的に表示されます。そのため、特定の物質に対しアレルゲンが高い値だった場合、その原因物質を避けることで蕁麻疹を回避することができます。また、検査でIgEという項目を調べることで、自分がアレルギー体質なのかそうでないのかを知ることができます。

 

蕁麻疹がよく起こる人の他にも、花粉症などのアレルギー性鼻炎がある方、またアトピー皮膚炎の既往がある人は、皮膚科での検査をお勧めします。検査結果に応じて、疾患とどのように向き合えばいいのか、また、スキンケア等を含めたアドバイスを皮膚科医が行います。

 

皮膚疾患でお悩みの方は、この機会に自分の体のことを気遣ってみませんか。ぜひ、目黒駅直結、アトレ目黒内にある「あいおいクリニック目黒医院皮膚科」を受診して下さいね。

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気になる顔の赤み、どうして?

顔の赤みは、様々な原因によって起こります。主な原因としては、「血管の拡張」「皮膚が薄くなっている」「肌の炎症」の3つがあげられます。

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

〇血管の拡張

顔には、毛細血管が集中して張り巡らされています。毛細血管は拡張と収縮を繰り返していて、これによって血管を流れる血液の量や速さが調整されています。

しかし、激しい寒暖差や、緊張、アルコールの摂取などによって血管が拡張したままになると、たくさんの血液が流れたまま血流が遅くなり、血液の赤い色で肌が赤く見えてしまうのです。

毛細血管の拡張によって肌が赤くなる症状には、「毛細血管拡張症」や「酒さ」などの名前がついています。

 

〇皮膚が薄くなっている

肌には、上から「表皮」「真皮」という2つの層に分けられます。さらに、表皮は外側から「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つに分けることができます。毛細血管が張り巡らされているのは2層目の真皮です。一番下にあるのですから、通常であれば毛細血管が外から透けて見えることはありません。しかし、表皮が薄くなっていると透けてしまい、肌が赤く見えるのです。また、表皮が薄くなることで角質層のバリア機能が低下し、肌がちょっとした刺激にも敏感に反応するため、これも肌の赤みにつながります。

表皮が薄くなる原因は、生まれつきということも考えられますが、肌を強くこすったり、刺激が強すぎる化粧品を使い続けていたりするといった間違ったスキンケアによって、自分で角質を削り取ってしまっているケースも多くあります。

 

〇炎症

炎症とは体の中の免疫が体内に入ってきた細菌やウイルスなどと戦うときに体に出る反応のことで、皮膚に出る症状としては「発赤(ほっせき)」があります。

これは、有害物質が皮膚の内部に侵入してしまい、それを運ぶために血流が増えて、毛細血管が拡張され、たくさんの血液が流れることで起こります。-

また、皮膚が腫れる「腫脹(しゅちょう)」や皮膚がほてる「灼熱感」、皮膚が痛む「疼痛」も炎症の症状です。

肌には、体の内部を紫外線や気温の変化、細菌やウイルス、有害物質といった外的刺激から守る役割があります。しかし、刺激が強すぎたり、角質層のバリア機能が低下していたりすると、刺激を防ぎきれなくなり、炎症を起こしてしまいます。

他の症状としては、「肌荒れ」、「ニキビ、ニキビ跡」「脂漏性皮膚炎」などがあります。

 

どの症状でも、肌が薄くなってしまっていることも原因の一つです。

間違ったスキンケアや、体に合わない化粧品などを使い続けていると、炎症も治まりにくくなってしまいます。そのため、薄くなってしまった肌を改善することが重要です。

では、薄くなってしまった肌の改善方法を見てみましょう。

 

〇薄くなった肌を育てるには?

敏感肌は、肌の乾燥がベースになっているケースが多いので、目黒駅直結のあいおいクリニックでは保湿系の軟膏の処方が一般的です。また、肌が炎症を起こしている場合には、ステロイド剤の塗り薬なども処方されます。

しかし、いくら薬を使っても、日々の生活の中で角質を削り取ってしまっていては、治りにくくなってしまいます。ですから、日々のセルフケアが大切です。

セルフケアのポイントはこちらです。

・クレンジング、洗顔

肌をごしごしこすると、角質層に傷がついてしまいます。顔を洗うとき、顔をタオルで拭くときも肌をこすらないように注意しましょう。

また、スクラブ入りの洗顔やピーリングなどの刺激の強い化粧品も控えるようにしましょう。

・保湿

肌が乾燥すると、角質層のバリア機能が低下してしまいます。洗顔後は保湿成分が入った化粧品などを使って、しっかりと肌を保湿しましょう。

・食事

内側からのケアも大切です。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを過不足なく摂取しましょう。中でも、肌の材料になるたんぱく質と、たんぱく質を働かせるために必要なビタミンCは不足しないよう、意識して摂取しましょう。

・睡眠

肌の傷ついた部分を修復するのに必要な「成長ホルモン」は眠っている間に分泌されます。夜更かしはせず、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。

 

目黒駅直結のあいおいクリニックでは様々な症状に合わせた治療を行っています。

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気になるお肌のシミ、そばかすの治療

顔にできるシミ、そばかす。お化粧だけでは隠し切れないことも多く、鏡を見るたびに気になってしまうこともあると思います。

シミとそばかすも、治療で消したり、薄くしたりすることが可能です。

今回は、治療法についてお伝えしていきます。

 

〇シミの種類

シミにはいくつか種類があります。

原因や症状によって種類が分けられ、それぞれ適切な治療が変わります。

まず、シミの種類を見てみましょう。

・老人性色素斑

主に紫外線が原因のシミです。肌の表皮にあるメラノサイトによって生成されるメラニンの排出が滞ることで顔や手など、紫外線を浴びやすい露出部分に多く表れます。

加齢に伴い40代以降に目立つのも特徴で、放置すると皮膚が盛り上がって漏脂性角化症になることもあります。漏脂性角化症とは、皮膚良性の腫瘍の1つです。

・雀卵斑(そばかす)

頬や鼻の周りにできる、丸みのある茶褐色の色素斑です。遺伝性のものとそうでないものがありますが、どちらも紫外線が主な原因です。紫外線を浴びることで濃くなったり数が増えたりします。年齢を問わず、子どもから大人まで症状があります。

・肝斑

薄い褐色で、頬骨に沿って左右対称にできるのが特徴です。

女性ホルモンが関与しているといわれ、妊娠やピルによって誘発されたり悪化したりします。女性に多いシミです。

・炎症性色素沈着

ニキビややけど、擦り傷やかぶれなどの炎症が収まった後にはだに残る、褐色のシミのことです。年齢や性別にかかわらずでき、時間の経過とともに薄くなる傾向があります。

 

〇シミとそばかすはどうちがう?

結論から言いますと、そばかすもシミの一種です。

肌は紫外線を浴びるとメラノサイトというメラニン生成細胞が活性化し、メラニンを作ります。このメラニンの沈着がシミの原因となります。肌が生まれ変わるときに、メラニンも古い細胞と一緒に剥がれ落ちるので沈着することはありませんが、紫外線やストレスなどによってお肌のリズムが崩れるとメラニンがうまく輩出されず、沈着してしまいシミやそばかすができてしまうのです。

そばかすは遺伝によるものが多く、幼少期~中学生くらいまでに発症します。紫外線を浴びることでさらに濃くなってしまうこともあります。

シミもそばかすも紫外線を防ぐことで予防ができますので、できるだけ日焼けをしないように心がけましょう。

 

〇シミとそばかすの治療方法

シミとそばかすの治療としては、・外用薬による治療 ・内服薬による治療 ・レーザーによる治療の3つがあります。シミとそばかすの種類によっても治療法が変わりますので、専門の先生に相談するようにしましょう。目黒駅直結のあいおいクリニックでは、症状に合わせた治療を一緒に考え、治療に当たります。

・外用薬による治療

外用薬では、主にメラニンの生成を抑制するもの、表皮の細胞の代謝を活発にし、沈着しているメラニンを自然に排出するものの2種類があります。どちらも老人性色素斑や炎症性色素沈着、そばかすに有効です。

・内服薬による治療

シミの種類によって使い分けが必要です。

トランサミンの服用による治療は、肝斑の治療に有効です。

色素沈着の抑制効果があり、シミのもとであるメラニンの生成を抑えます。

老人性色素斑や炎症性色素沈着、そばかすにはビタミンCを摂取することで色素の沈着を緩和させたり、L-システインでのメラニンの排出を促したりします。

・レーザーによる治療

保険適用外で、クリニックごとに料金設定が異なりますが、シミやそばかすをほぼわからない程度まで改善することができるため、この治療を選ぶ方も多いです。

しかし、治療後のケアをしっかりとしないとかえってシミが濃くなることもあります。治療後おおよそ6ヶ月は先生の指示に従ってケアをするようにしましょう。

 

いかがでしたか?目黒駅直結のあいおいクリニックでは様々な治療を行うことができます。ぜひ一度、当クリニックへご相談ください。

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