近年、「ボトックス治療」「ボトックス注射」という言葉を耳にすることが増えてきましたが、どのような治療で、どのような効果が期待できるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか?
今回はボトックス注射の効果や施術の流れについてご紹介いたします。
〇ボトックス注射とは
しわの改善や小顔効果のほかに、注射をする個所によって足痩せなども期待できる治療です。
ボトックス注射にはたんぱく質の一種であるボツリヌストキシンが使われており、筋肉と神経の働きを局所的に弱める働きがあります。
〇ボトックス注射の効果
ボトックスを注入する部位によって、様々な効果が期待できます。
・表情しわの改善
目じりや眉間、額のしわを解消するためにボトックス注射を行います。ボトックスを注入することで表情筋の動きを抑制し、様々な表情をしてもしわが現れないようになります。
・えらのラインの解消
えらは、咬筋という筋肉が過剰に発達することで顔が大きく見えてしまいます。そこで、咬筋にボトックスを注入することでえら張りを抑制することができるといわれています。
・ふくらはぎ
運動をしていて筋肉が張ったふくらはぎにボトックスを注入することで筋肉の張りを抑え、しなやかなラインのふくらはぎにする効果が期待できます。
・口周りのしわ
口の周りのしわやほうれい線の周りにボトックスとヒアルロン酸を注入することで、ふんわりとした印象の口元にする効果が期待できます。
〇ボトックス注射による副作用
ボトックス注射には筋肉をリラックスさせる作用があるため、効果を得たい部位以外の筋肉にも影響が及ぶという副作用が起こる可能性はあります。
怒る可能性のある副作用は以下の通りです。
・表情のこわばり
ボトックスの持つ神経の働きを弱める作用により、広範囲にわたって筋肉が動かなくなる可能性があります。すると、表情が不自然にこわばってしまうことがあります。ボトックスを注入した直後に起きやすいのですが、量や注入する位置に気をつければある程度調整することができます。
・物を噛むときの違和感
えらの張りを解消するために咬筋にボトックスを注入することがあります。咬筋は物を噛む際に動く筋肉ですから、違和感を覚える場合もあると思われます。この症状は数日たてば自然に治まります。
・皮膚のたるみ
ボトックス注射をすると、張っていた皮膚がたるむことがあります。ボトックスの効果がなくなれば元に戻りますが、たるみが気になる方はボトックス注射の継続について先生と相談するようにしましょう。
ボトックス注射による治療は、近年確立されたものでもあり、日本での認可は「眉間と目じりのしわの解消」に対してのみ効果があるとされています。つまり、他の部位に関しての効果は正式には認められていないということです。
また、治療の経験がある医師も少ないため、医師やクリニック選びを慎重に行う必要があります。
しかし、痛みも少なく、施術時間は20~30分程度で、注射の後も目立たないため、治療にかかる負担は少ないといえます。
ボトックス注射の前にはカウンセリングと診察を受けることが必要です。
治療を受けるか迷っている場合でも、カウンセリングだけを受けることもできますので、納得のいくまで医師に相談の上、治療をするかどうか判断するようにしましょう。
目黒駅直結のあいおいクリニックでは、ボトックス治療についての説明からボトックス治療の方法まで、患者さんの納得のいくまでご相談していただけます。
お気軽に当クリニックへご相談ください。
日付: 2017年8月21日 カテゴリ:小顔、しわ, 美容皮膚科