アトピー性皮膚炎は乳児期から発症する慢性的に続く皮膚の炎症で、年齢の経過とともに症状が軽くなることが多いのですが、人によっては成人後も継続して症状が続くことがあります。
アトピー性皮膚炎の原因はアレルギーによるものや遺伝による影響などが複雑に絡み合って起こっていて、皮膚のバリア機能がなんらかの原因で低下してしまうことで起こると考えられています。
特に皮膚の細胞の周りに豊富に含まれているセラミドやスクワレンといった皮脂の構成成分の不足が大きな原因ではないかと言われています。これらの肌を守るための物質が減少してしまうとどうしても肌のバリア機能が落ちてしまい、外部から痒みや炎症の原因になる物質が皮膚を通じて入りやすくなってしまいます。
アトピー性皮膚炎でお困りの方は日常的に皮脂が少なくならないように気をつけることでお肌の状態が改善していきます。
ケアの方法などは皮膚科を受診することで詳しく学ぶことができるので、是非一度皮膚科で相談をしてみてください。
日付: 2016年8月18日 カテゴリ:アトピー性皮膚炎